この地域で。

ガーデンコート船橋三山の
小規模多機能がスタートして
10年あまり。

当時はまだこの近隣の
居宅ケアマネにとって
「小規模多機能」という
介護サービスは
『聞いたことはあるけどよく知らない』
存在だったと思います。



小規模多機能なら
できること
小規模多機能にしか
できないことを
知ってもらうにはどうしたらいい?

歴代の所長たちは
さまざまな方法で
地域のケアマネージャーに
働きかけてきました。

でも。なかなか…(´ω`)
初めの数年は
地域のケアマネからの
問い合わせは 数えるほどしか。


認知症で一人暮らし、
もう1ヶ月以上お風呂に入ってない。
デイに行って欲しいけど
ヘルパーさんが何言っても
ダメなんだよね…』

『高齢のご主人が介護をしていて
疲れてきたからショートステイ
使いたいんだけど、本人が嫌がって…』

時々ご相談がくるのは
居宅ケアマネが頭を抱える
こういうケース。

小規模多機能で引き受けましょう!



その人の人柄、特徴、好きなこと。
情報収集は細かく。


無理やりではなくて
本人が来たいと思って腰をあげるには
どうしたらいい?
作戦を立てて
スタッフに伝える。
今回は誰を中心に初期支援をおこなうか
メンバーをしぼる。
おじいちゃんなら、若い女性スタッフ。
まちがいない!
おばあちゃんなら、イケメンスタッフ。
これも まちがいない!

世話焼き おばちゃんスタッフの出番は…
これが、あるんだな~(笑)

いざ実行。

根気強く 何度も行く。
朝ダメなら、昼も行く。


上手くいっても、いかなくても共有し
次につなげる。

こんな支援をくり返してきました。

するといつしか
ガーデンコート船橋三山に来て
お風呂に入ったり
スタッフがご飯を届けたりするのが
その人の生活に溶け込む。


地道な関わりの積み重ねで。


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10年たった今、
地域のケアマネからは
途切れることなく新規の相談が
入るようになりました。
「この方、小規模多機能が
合ってると思うの~」って。


スタッフが積み上げてきたものが
この地域に認められたのを
実感した1年。

まだまだ先を目指して!(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑