自信を取り戻す。

今日は小規模多機能の利用を
検討されている方の自宅に
訪問してきました。



70歳代のご夫婦。
血管性認知症を患っているのは
奥さま。

ご主人が生活のサポートをしています。

いろいろなことが
分からなくなって来ています。
服を着る順番、
電化製品の使い方。

ご主人はひとつひとつ
説明して 本人が自分でやれるよう
促すけれど。

言葉そのものの理解が
むずかしくなってきている…
ご主人もイライラ
奥さんもイライラ

身近に寄り添って
夫婦を支えていく存在が
必要だと感じました。

機嫌が良いときの奥さんは
幼い 少女のよう。
可愛らしく笑い ご主人に甘える。

『私の頭がバカになっちゃったから
この人に怒られるの。
家出しようと思うけどそれも怖いし
ここに居るのが一番安心するの』

そんなふうなことを言いました。

奥さんは自分が
いろいろ分からなくなってることを
分かってる。
今まで家事は全部
自分がやっていたのに
うまく出来なくなったことで
四苦八苦しながらも
夫がやってくれてる。

奥さんの話しは ところどころで
的を得ない時もあるけれど
“私なんか” とか
“もうダメね”
という自信のない言葉を
口にすることが多くありました。

認知症になったら
本人は分からなくなっちゃうから
いいけれど
家族が大変よね〜なんて
言う人もいるけれど
それは違う。

本人が一番つらいよ。
分からなくなっていることが
分かるんだもの。
苦しいよ。

そう思います。



ガーデンで過ごす時間の中で
奥さんが 失ってしまった
“自信” を取り戻すための支援
が始まります。

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今できることを 共に喜ぼう。
出来なくなっても
分からなくなっても
ありのままをうけとめよう。



ガーデンコート船橋三山の
スタッフたちは
新しいお客さまを
ワクワクしながらお待ちしています!