沖縄のおジィ


今年の 2月
沖縄から千葉に引っ越してきた男性。
おじいちゃんと言うには
まだ若い
おジィがいます。


沖縄の暮らしは自由そのもの。
細かいことなど気にしない
なんくるないさー”
昼から酒を飲み
仲間と集う。

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しかしその楽しい日々は
身体をボロボロにしました。
重い糖尿病、
長い入院生活。

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(°_°;)(; °_°)(°_°;)(; °_°)


退院に際して
娘さんが意を決し
父親を自分の住む千葉県に
連れてきました。


ガーデンの近くの
アパートに一人暮らし。


小規模多機能での関わりが始まりました。


“生活をやり直す”
“もう娘に迷惑はかけない”

そのために
お酒はもう…やめないと


本人にその意識はあるけれど
周囲に知り合いもなく
慣れない土地での
一人暮らしは、寂しい。


訪問に行くと
お酒の匂いがしました。
『飲んでない』って
本人は言うけれど。



そんなことがたびたび…

このままではダメだ。
生活を変えないと。


生活を変えるための
“何か”
きっかけは
ないだろうか。

話を聞けば
畑が好きだと言う。
ガーデンの畑、やればいいよ!
でも元々 畑に出ている
もう一人のおじいちゃんに
遠慮している様子。


おじいちゃんにもご了承いただき
ガーデンの畑を一部 耕しました。

『ここからここまでは
〇〇さんのスペースだから
自由につかっていいよ』
そう、伝えました。


次の日からリュックを背負い
てくてく歩いて
畑に出勤する姿が。

気候に合わせて
早朝だったり
夕方だったり。

ゴーヤやらヘチマやら。
丁寧に世話をしています。

『沖縄の友人に種を
送ってもらったんだよ〜』と
うれしそう。

驚くのはその仕事ぶり。

ガーデンの畑は
未だかつてないほどに
美しく整えられています。


畑にきて
ガーデンのスタッフと
他愛もないおしゃべり。


利用日ではなくても
スタッフが声をかけてくれます。
「少し中で休んだら~」
「ポカリ置いとくね〜」
「畑のサツマイモ煮たから
持ってって晩ごはんに食べて〜」


おジィが言います。
『ありがとぉねぇ〜』


(*´ω`*) !(^^)! ( ^)o(^ ) ☆彡


今、お酒の気配は
まったく
感じなくなりました。


沖縄のおジィは
“何か”
を見つけたのかも
しれないですね (^<^)