じぃちゃんを探す旅

今年の納涼会
参加いただいた皆さまに
ご協力をお願いした【手形花火】

1Fのグループホーム入り口に
掲示しました!

ご来園の際はぜひご覧くださいませ(^^)

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🍀💕🍀💕🍀💕🍀💕🍀💕


グループホーム
ご入居されている
女性12名は
皆さん すでにご主人が
他界されています。


ご主人との思い出は
胸の奥深くに
大切に大切にしまって
あるのでしょう。
決して忘れているわけじゃぁ
ないんですよ…(ˊᵕˋ)
きっと…


でも時々 思い出してもらいたくて
聞くんです。
『ご主人のお名前は?』
・・・・・
「え〜?なんだっけ!
忘れちゃった アハハー」とか

「わたし結婚してないわよ」とか


ひどいwww



(´×ω×`) (´๑•_•๑) (๑´• ₃ •̀๑)


そんななか
ひとりだけ、毎日毎日
ご主人を探してる
おばあちゃんがいます。


廊下を歩いては
「じぃちゃ〜ん。
どこに行ったんだよ〜」


食器棚を開けては
「じぃちゃ〜ん」


便器のフタを開けて
「おーい。じぃちゃ〜ん」

『じぃちゃん
そこにはいないね…。』

スタッフの冷静なツッコミ ('ω') 笑 



亡くなったご主人への思いが
強いのは なんでなのかな…


ご家族さんのお話しを聞いて
そのワケが少し分かったような
気がしました。



おばあちゃんは
子供の頃
いろいろな事情から
教育を受けることができず
読み書きをするのが
苦手なんだそうです。


なにをするにも
夫を頼ってきた生活。
困った時はいつも
ご主人がなんとかしてくれた。


ご主人がお亡くなりに
なってから
おばあちゃんの認知症
トントンと階段を
かけ登りました。


自分をいつも助けてくれた
ご主人の存在は
いろいろなことが
分からなくなった今でも
おばあちゃんのなかに
残っている。


はじめの頃
ご家族さんと相談して
「じぃちゃんは?」
と聞かれたときは
『病院に行ってる』って
答えるようにしていました。


でもそうすると
おばあちゃんの顔がくもり
「どっか悪いの?」
と心配します。


そんな時に
当時 主任をしていた
青年が言いました。
(流山方面で今はご活躍中(^^)

「じぃちゃんは?」
・・・・
『ラーメン食いに行ってる』
Σ(⊙ω⊙)!


『駅前にうまいラーメン屋が
出来たからって行ったよ』
( ´ ▽ ` )


「なんだ〜しょうがねぇ
じぃちゃんだなぁ〜」
(*^_^*)


おばあちゃんニコニコで
また歩き、旅に出る。
そして廊下で出会った
スタッフに聞く。


「じぃちゃんは?」