夫婦のはなし

これまで
小規模多機能を
ご利用いただいてきた
お客さまのなかには
いくつかのご夫婦が
いらっしゃいます。


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ふたりとも支援が
必要な夫婦

妻が夫を
介護する夫婦

夫が妻を
介護する夫婦

どちらかが施設に
入っている夫婦

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どちらも高齢ですから
介護をする側に
病気や障がいが
あることも多々。



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70歳台の奥さまを
80歳台のご主人が
介護されている
ご夫婦がいます。


奥さまには認知症があり
ひとりでお散歩に
出てしまえば
行方不明になること
数回。
他に病気らしいものは
何ひとつありません。


ご主人は
難しいご病気を
いくつも抱えていて
体調が悪くなると
急な輸血に入院、手術。
奥さまの介護中に
転倒し腰を痛めたことも。


ご主人からのSOS。
急な通い、急な泊まり。
小規模多機能で
どんなときも
応じてきました。


先々のことを考えて
特別養護老人ホームには
申し込みをしています。


ご主人は言いました。
『自分のが先に逝くのは
まちがいない。
だから入所の日が
来るまでは 出来る限り
妻と一緒に居たいんです』


そうは言っても。
自分の家の
トイレの場所さえ
分からない奥さまの介護。


ご主人の苦労は
想像以上だと思います。
時々、ご主人のイライラが
伝わってくることも
あるけれど
スタッフは受け止める。
それだって
私たちにしか出来ない
仕事だと思うから。


いつまで一緒に
生活していけるかな。


夫婦の生活を支えるのが
小規模多機能で働く
私たちの役目です。